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子供と一緒に日本アルプスへ登る・・・
近いうちにと思っていた。
達成感が共有できれば、別に登山でなくても良かったのだけれど・・・
なかなか子供ともゆっくり話もしていないこの頃、一緒にいい汗をかいて、温泉でも入ってこようかなと・・・。



目指すは白馬岳・・・車で早朝八方に到着。ここから栂池までタクシーで入る。



栂池自然園前。ここから入山。みんな眠い。



歩き出し・・・ペースの速い二人。ばてるぞ!



白馬岳は標高2932m。北アルプス北部、後立山連峰の名峰だ。一番ポピュラーなコースは猿倉から大雪渓を登るコースだと思う。しかし、エスケープのできないそのコースは、子供たちの体力の問題、天候の急変(特に連日の雷)を考えると少々不安を感じた。そこで栂池からのコースを選ぶことにした。このコースは中間点に白馬大池山荘があり状況によっては登頂に2日かけられる。



急登の中で最初の休憩。雲が切れてきた。



天狗原・・・後は目指す最初のピーク乗鞍岳。



天狗原は池塘が点在する平坦地。ワタスゲが群生する。



整備された木道を行く



シナノオトリギ



ゴゼンタチバナ



気持ちのよい風が吹く雪渓のトラバース



乗鞍の山頂は近い



ひろーい丘のような乗鞍岳山頂2437メートル



白馬大池も近い



大池到着 11時



大池山荘でランチにした



チングルマの歓迎



山荘の人の話によると連日雷雨があったということであった。信州側からはどんどん積乱雲が発生していた。しかし遠い台風の影響なのか風が強く積乱雲はどんどん稜線の上を吹き飛ばされていく。この状態なら雷は大丈夫そうだ。幸いにして全員体力はまだまだ行けそう。登り、後4時間。今日のうちに白馬岳の頂上を目指す事にした。



積乱雲は発達することなく稜線上を吹き飛んでいく



ここからは気持ちのよい雲上のトレッキングだ。



いまのところ余裕の岳、海



白馬大池がどんどん遠くなる



チシマギキョウ



谷を挟んで雪倉岳



恐竜の背を歩いている気分。風が強い



のんびり行こう!



このあたりから信州側の眺望はガスでまったく得られなくなる



少し疲労の色が・・・小蓮華山2769メートル。信仰の山らしく鉄剣や祠がある。



雷鳥に出会う・・・しばし疲れを忘れる



子育ての最中



ひらすらに登る最後のワンピッチ



15時。やったね!頂上だ!2932m。しかしガスの中。



三国境からの登りはきつかった・・・というのも息子達のペースが早いのだ。最後の1時間、自分達のペースで行って良いと開放したところ、ペースはどんどん上がる。
最後には追い抜いてやると余裕でいたのだが結局白馬のピークは先に踏まれてしまった。やはり毎日運動している彼らには勝てなかった。無念だが少し嬉しくもある。



白馬山荘に着いて暫くするとガスが切れてピークが顔を出す。



杓子、白馬鑓も姿を見せてくれた



小屋のカフェで寛ぐ。



ココアを啜れば・・・



襲い来る睡魔



夜中の雷雨は凄かった。風も落ち着き立山側からの雷雲であった。山の雷はとにかくコワイ。山小屋はこの日、シーズン最高の宿泊者数を記録したようだ。食事はもう少し期待していたのだけれど・・・。
小屋のすし詰め状態は仕方が無いにしても偉そうに布団を何枚も背もたれとして独占する同室の中高年には呆れてしまう。夕食を終えると岳が頭痛を訴えたが大事には至らなかった。原因は最後の飛ばしすぎが誘発した軽度の高山病ってところだ。



そんなわけで熟睡できなかった二人。



出発準備を整える。



白馬山荘前



天候はくだり坂。今日は激しい雷雨も予想されていた。不帰のキレットを経て唐松への縦走は厳しすぎると判断。白馬三山の縦走から鑓温泉は鑓温泉小屋の過度の混雑で寝る場所も確保が難しいとの情報から断念。止む無く大雪渓を下ることとした。そのかわり今夜は大町温泉郷の知り合いの宿で疲れを癒せる。



下り始め・・・



振り返れば、すでにピークはガスの中



足元にはウルップソウ



大雪渓へと下っていく



枕木が敷かれた下山道・・・滑る



杓子岳の険しい山容



青空が恋しい



更に下れば、聳え立つ天狗菱



落石の多い葱平にさしかかる、下りにうんざりしてくる頃



眼下に大雪渓。実は僕らがここを通過した100時間後に、ここで大崩落事故がおき、亡くなった方や怪我人もでた。行方不明の方は発見されず現在に至る。



あちこちに点在する落石。長男、岳の頭の上に写っている岩がそっくり崩落したと思われる。



不気味に開いたクレパス



左上が崩落。確かにこうみると今にも崩れそう・・・でもここが一般ルートなのだ。




僕らは無事に通過できた。



枝沢の大きな雪渓を左手に見ると白馬尻は近い



白馬尻から見上げる大雪渓。



腹も減ったようで・・・ランチラーメン



ここからは単調な林道歩きを1時間



無事下山。お疲れ!猿倉到着



下界は午後、激しい雷雨となった。縦走をせずに下山したのは良い選択であったと思う。その後僕らは大町温泉の知り合いの宿に一泊し、疲れを癒し帰宅した。天候はいまいちだったものの子供たちの北アルプス白馬の初陣は無事に飾られた。テーマは達成感!きっとこれからの糧となることだと思う。そして4日後、文中でも記したがこの大雪渓ルートで大規模な崩落事故が起きたのには驚いた。僕らの考えのおよび着かない自然の驚異には言葉も出なかった。亡くなった方のご冥福を心からお祈りしたい。


さぁ、次は穂高だ!






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